大学のマネジメントを担うにあたり必要とされる、体系的・実践的な知識とスキルを幅広く段階的に学ぶモジュールです。講義科目は6系統からなり、いずれも、実践に即した演習を積極的に取り込んだ双方向型のものとなります。
系統1 大学改革論
系統2 大学マネジメント基礎論
系統3 IRのための方法論
系統4 経営改善とリーダーシップ
系統5 人材育成と業務の高度化
系統6 大学マネジメント特別講義・演習
系統1「大学改革論」では、大学改革の基盤となるビジョンや理論、そして先行する先進事例について学びます。系統2「大学マネジメント基礎論」では、重要な領域を取り上げ、大学マネジメントの基礎となる理論と手法について学びます。系統3「IRのための方法論」では、大学マネジメントの土台となるデータの収集、分析、そして活用を高度化するための方法について学びます。系統4「経営改善とリーダーシップ」では、最先端の事例に即して、経営の改善とそこでのリーダーシップのあり方について学びます。系統5「人材育成と業務高度化」では、大学経営人材の育成および業務高度化のための理論と方法を学びます。系統6「大学マネジメント特別講義・演習」では、時宜に応じたトピックス等を取り上げ、講義および演習を行います。
大学マネジメント講義では、次に示す5つの修得目標を掲げる講義科目が系統に応じて開講されます。
1.基盤的知識を活用した大学のビジョン・戦略の策定
2.汎用性のある理論と方法を活用した大学マネジメントの高度化
3.理論と方法を活用した大学改革の進展
4.最新知識を活用した大学マネジメントのアップデート
5.所属大学を理解するためのデータの活用と分析
大学マネジメント講義 開講科目および担当講師一覧(2023年度実績)
系統 | 講義科目名 | 担当講師 |
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系統1 大学改革論 |
大学とは何か | 德永 保(筑波大学特命教授) |
変貌する高等教育 | 德永 保(筑波大学特命教授) | |
日本の高等教育政策と大学 | 德永 保(筑波大学特命教授) | |
近未来の大学 | 德永 保(筑波大学特命教授) | |
諸外国の大学改革 | 南部広孝(京都大学教授) 深堀聡子(九州大学教授) 森 利枝(大学改革支援・学位授与機構教授) |
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産学連携論 | 内田史彦(北陸先端科学技術大学院大学特任教授) | |
大学スポーツマネジメント論 | 高木英樹(筑波大学教授) 小林勝法(文教大学教授) 山田晋三(筑波大学体育スポーツ局スポーツ統括長) |
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研究マネジメント論 | 小林信一(広島大学副学長) | |
系統2 大学マネジメント基礎論 |
大学職員のための会計基礎論 | 中村亮介(筑波大学准教授) |
NPO論からみた大学マネジメント | 加藤 毅(筑波大学准教授) | |
大学職員のための臨床心理学 | 佐々木銀河(筑波大学准教授) | |
IR基礎論 I | 柳浦 猛(筑波大学准教授) | |
IR基礎論 II | 柳浦 猛(筑波大学准教授) | |
高等教育経済学基礎論 | 柳浦 猛(筑波大学准教授) | |
系統3 IRのための方法論 |
IRのためのデータサイエンス | 椿美智子(東京理科大学教授) |
IRのための社会調査法 Ⅰ | 加藤 毅(筑波大学准教授) | |
IRのための社会調査法 Ⅱ | 加藤 毅(筑波大学准教授) | |
IRのための言語技術 Ⅰ | 加藤 毅(筑波大学准教授) | |
IRのための言語技術 Ⅱ | 加藤 毅(筑波大学准教授) | |
IRと戦略策定 Ⅰ | 柳浦 猛(筑波大学准教授) | |
IRと戦略策定 Ⅱ | 立石慎治(筑波大学助教) | |
自校情報の分析と活用 | 稲永由紀(筑波大学講師) | |
系統4 経営改善とリーダーシップ |
大学経営論 | 上杉道世(大学マネジメント研究会副会長) |
経営改善計画論 I | 野田文克(日本私立学校振興・共済事業団助成部長) | |
経営改善計画論 II | 西井泰彦(私学高等教育研究所主幹, 就実学園理事長) | |
経営再建計画論 | 山崎恭嗣(樫谷公認会計事務所) | |
学校法人の意思決定と法規 | 三浦春政(元お茶の水女子大学副学長・理事) | |
系統5 人材育成と業務の高度化 |
大学経営人材育成論 I | 上杉道世(大学マネジメント研究会副会長) |
大学経営人材育成論 Ⅱ | 加藤 毅(筑波大学准教授) | |
大学病院・医学教育概論 | 栗山雅秀(日本医科大学事務局長) | |
大学連携の展開 | 稲永由紀(筑波大学講師) | |
系統6 大学マネジメント特別講義・演習 |
大学マネジメント特論 Ⅰ | 各講師 |
大学マネジメント特論 Ⅱ | 各講師 |
大学マネジメント人材養成