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大学院課程

筑波大学の大学院は、人文・社会科学から自然科学、工学、医療、体育、芸術、情報学まで幅広い分野の研究を可能とし、先進的で国際的な研究環境を備えています。「人間総合科学学術院」をはじめ、「人文社会ビジネス科学学術院」「理工情報生命学術院」「グローバル教育院」で組織されています。

学位プログラムとは、学士・修士・博士といった学位の水準と学問分野に応じて達成すべき能力を明示し、その能力を学生が修得できるように体系的に設計された教育プログラムのことです。
学位を国際的互換性のある能力の証明と位置づけ、学位に相応しいプログラムにするために学内外の組織の枠を越えて教員が集まり、学生視点での教育内容を提供するのが学位プログラムです。学生にとっても社会にとっても、大学の教育目的、教育内容、教育成果が見えやすくなります。

筑波大学大学院では、授与するすべての学位について「ディプロマ・ポリシー」「カリキュラム・ポリシー」「アドミッション・ポリシー」の3つのポリシーを明確化しています。さらに学位授与時に学生が備えているべき知識・能力(以下「コンピテンス」)を「ディプロマ・ ポリシー」の中に明示しました。これに基づいて各教育組織, 学位プログラムは教育課程を編成・実施しています。
このように学位プログラムごとにコンピテンスを明示し、その達成度評価を行うことで、本学の大学院教育による学修成果を社会に可視化することができます。各ポリシーとコンピテンスについては「筑波大学大学院スタンダード」をご参照ください。

特色1 「人間力」を養うために、専門分野を超えて知識を身につける ― 「人間総合科学学術院 学術院共通専門基盤科目」と「大学院共通科目」

研究者や技術者には、専門知識だけでなく、バランスの取れた総合的な能力、すなわち「人間力」が求められています。多くの企業も、専門性に加え、広い視野をもち、柔軟に考える力を備えた大学院生を求めています。また、研究者には「チャンスとリスク」を意識し、研究成果を分かりやすく発信し、高い倫理感をもつことが求められます。このような「人間力」を養うために、人間総合科学学術院では専門や領域の枠を越えた科目を提供しています。その一つが、学位プログラムの枠を超えて学べる「人間総合科学学術院 学術院共通専門基盤科目」、もう一つが、学術院を横断して学べる「大学院共通科目」です。

特色2 国際性の日常化に向けて―留学支援国際共修

筑波大学は12の国・地域に13か所の海外拠点を置き、また300件を超える交流協定を結んでいます。開学当初から多くの留学生と外国人教員が集まり、日常的に国籍や言語の垣根を越えて学びあう学生と教員の姿がみられます。また、体育・芸術・ 医学を補完し合う総合大学として、スポーツ、芸術、心身の健康も全人的にサポートしていることも特徴の一つでしょう。

人間総合科学学術院では「海外で学びたい大学院生」と「日本で学びたい海外の留学生」の双方を受け入れています。受け入れに関する情報は次のとおりです。

つくば市と筑波研究学園都市には多くの外国人が滞在しており、優秀な留学生の受入れ、在学生の海外派遣、教員の学術交流にめざましい成果を上げています。

特色3 学び続ける意欲を後押し―社会人入学の推奨

筑波大学大学院人間総合科学学術院は、一度社会に出て働き再び学びたい人、働きながら研究を重ねたい人、資格を取得したい人の入学を歓迎しています。社会人が学び続けられる助成や履修制度を整え、年齢を問わず研究意欲の高い人のための環境を整えています。

社会人入学に関する情報はこちらのページをご覧ください。

人間総合科学学術院の学位プログラムGraduate School of Comprehensive Human Sciences Program

人間関連Human Science

複雑化する社会の需要に対応する心理学領域や、障害を有する人々の支援を科学的に考える障害科学領域など、人の発達と成長、多様性と共生について研究します。学校・社会・家庭における課題に対し、さまざまな角度から取り組む専門性と指導力を養います。

体育関連Health and physical Education

体育・スポーツ・健康分野における我が国随一の総合的人材養成機関の機能を果たすとともに、グローバル人材の養成にも注力し、指導者、研究者、大学教員、高度専門職業人の育成と、オリンピック教育の理論的・実践的研究に取り組んでいます。

芸術関連Art and Design

「芸術学」「デザイン学」「世界遺産学」の学位プログラムを設け、造形芸術の表現力と専門性、社会的課題を解決する実践力と創造力、文化遺産と自然遺産の保護に必要な専門能力を養成します。

学際関連Interdisciplinary

「ヒューマン・ケア科学」「パブリックヘルス」「ニューロサイエンス」「スポーツ医学」の学位プログラムを開設し、疾病の予防や保健福祉とケア、公衆衛生、脳の機能と病気の診断・治療、スポーツの競技力向上や健康等に関する多様な能力を養っています。

医学関連Medicine and Health Sciences

「医学」、「看護科学」、多様な医学研究を包括した「フロンティア医科学」、「公衆衛生学」、生命科学の「ライフイノベーション」、生物としてのヒトを研究する「ヒューマンバイオロジー」の学位プログラムを設け、医学・医療における新たな価値の創造を目指します。

情報関連Informatics

情報の重要性の高まりに対応し、文理の枠を越え、情報を学術・教育・生活・文化等に活用する専門的業務に携わる人材、情報活用を研究する人材を養成します。人間と情報に関する幅広い知識と技術を修得し、高い研究能力と実践力を身につけることを目指しています。

他大学との共同教育課程Collaboration with Other Universities

日本で唯一の国立体育大学である鹿屋体育大学と共に、スポーツを通した国際開発と平和に関する実践的能力を養う「スポーツ国際開発学共同専攻」、大学の体育・スポーツの充実を図る実践的研究能力を養成する「大学体育スポーツ高度化共同専攻」を設けています。

外国の大学との
国際連携教育課程Foreign university Cooperation

国立台湾大学とフランスのボルドー大学との共同で「国際連携食料健康科学専攻」を開設。人間の生命に直接影響を及ぼす食と健康に関する地球規模の課題解決に向け、国際的かつ分野横断的に活躍できる高度職業人の育成を目指しています。

コンピテンスと達成度評価

人間総合科学学術院の学位プログラムでは、教育目標の「達成度評価(コンピテンス評価)」を、「汎用コンピテンス」と「学位プログラム(専門)コンピテンス」により実施し、学生の自己評価を元にした評価も行っています。

T-GRID(筑波大学院生研究情報DB)

T-GRIDとは、「Tsukuba Graduate Student Research Information Database」の略称で、筑波大学に所属する大学院生の研究情報を集約したデータベースです。 T-GRIDを活用することで、大学院生の研究内容が可視化され、学内外での共同研究や自主的な研究活動の促進が期待されています。下記をクリックすると、T-GRIDの3つの主要な機能について詳しく知ることができます。

教員情報

筑波大学では、教育・研究・運営の全般にわたって一層の機能強化を図るため、教育研究体制の改革を実施し、当学独自の教員組織として下記の11の「系」を設置しています。 原則としてすべての教員はいずれかの「系」に所属し、各教員の所属、研究分野は、所属別一覧、研究分野別一覧でご覧いただけます。

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