スポーツ・健康分野の研究と教育で
日本と世界をリードする存在へ
当大学および人間総合科学学術院の体育関連部門は、体育・スポーツ・健康分野における我が国随一の総合的人材養成機関の機能を果たすとともに、39の領域について基礎的・理論的研究および応用的・実践的研究を推進しています。本分野でこれほど広範な領域を研究対象にしている機関は世界でも数少なく、その手法や成果の影響は広範囲に及んでいます。人間総合科学学術院では、「体育学」「体育科学」「スポーツ・オリンピック学」「コーチング学」「スポーツウエルネス学」の学位プログラムを設置し、グローバル人材の養成にも力を注いでいます。指導者、研究者、大学教員、高度専門職業人の育成と、オリンピック教育の理論的・実践的研究に取り組みながら、わが国の競技力向上に貢献しています。

酒井利信 副学術院長(体育関連)
体育学学位プログラム/
Master’s Program in Physical Education,
Health and Sport Sciences

体育・スポーツ学から健康体力学、コーチング学まで39の研究領域があり、その豊富さと、研究・教育レベルの高さが特徴です。さらに高度職業人の養成を目指し、6つの職域(スポーツ文化・経営政策、健康・スポーツ教育、ヘルスフィットネス、アスレティックコンディショニング、コーチング、ナショナルリーディングコーチ養成)に対応した系列を設けているため、専門の研究領域と職域対応の系列をそれぞれ選択して学修できます。
スポーツ・オリンピック学学位プログラム/
Master’s Program
in Sport and Olympic Studies

国際的スポーツ分野で必要とする高いマネジメント能力を持ち、スポーツのインテグリティ(高潔さ)を追究できる人材の養成を目指しています。そのために、体育・スポーツ学、コーチング学、健康科学の3 領域における研究力・専門知識・倫理観を養うとともに、オリンピック・パラリンピックムーブメントやスポーツマネジメントに関する基礎的教養、武道からスポーツ科学にわたる幅広い視野を修得するための教育・研究指導を行います。
スポーツウエルネス学学位プログラム/
Master’s Program in Sport and Wellness Promotion

スポーツとウエルネスは人間の身体を土台にしていることから、時代が変わっても消滅しない領域です。しかし、その受け止め方や活用法は多様化し、変化し続けています。このような社会的要請に応え、スポーツとウエルネスの相乗効果を重視しながら、自治体・地域・組織・企業・メディア等におけるスポーツ振興やスポーツビジネス、疾病予防・健康づくり施策を牽引できる高度な専門家の育成を目指しています。
スポーツ国際開発学共同専攻/
Joint Master’s Program in International Development and Peace
through Sport

教育、ジェンダー、貧困、健康、平和構築などの課題を抱える国際社会においてスポーツは、社会開発のための重要なツールになっています。本専攻では、筑波大学、鹿屋体育大学、日本スポーツ振興センターの3機関が共同し、スポーツ・体育・健康に関する理論的・実践的な知識を英語によって学び、国際的な開発課題に関する知識と分析力などを修得し、国際平和と友好、豊かな地域社会の創造に貢献できる人材を養成します。
大学体育スポーツ高度化共同専攻/
Joint Doctoral Program in Advanced Physical Education and Sports for Higher Education

本専攻は、筑波大学と鹿屋体育大学との共同により、大学における体育やスポーツの充実・発展のための研究を行い、教育実践との好循環を促進できる大学教員の養成を目指しています。両大学の専門性・独自性を最大限に活かしながら、多様な分野を融合した実践的研究を推進し、大学体育やスポーツの現場で生じる課題の解決策を探求します。現職教員が無理なく受講できるように、遠隔講義システムなどカリキュラムを工夫しています。